安全配慮義務を尽くすには 

 安全担当者の多くは災害が起きた後、その原因について検討し、「ああ、事前にこうすればよかった。」、「こういう設備を設けておけば災害は防げた。」と思うのではないでしょうか。
 安全配慮義務を尽くすためには、労働災害発生の「危険を予見し」「その危険を回避する措置を講じる。」ことが必要です。人の生命・身体・健康が何より大事であり“安全第一“の大原則に立って判断することが安全配慮義務を尽くすことに繋がります。労働安全衛生法を遵守するにとどまらず、労働災害の発生危険を未然に防ぐため、危険回避のための予防措置に万全を講じることが求められます。

中災防編「経営者の労働災害防止責任 安全配慮義務Q&A」より